今更ですが、おとといルミネで行われたネタライブに行ってきました。
はりけ~んずMCで、M-1敗者復活に向けて
東京吉本若手15組が4分漫才を披露する1時間半のライブ。
大阪吉本からは唯一ウーマンラッシュアワーが登場。
・Aブロック
エリートヤンキー「タイムスリップ」
天狗「卒業式」
ギンナナ「女って…」
アームストロング「おばあちゃん」
チーモンチョーチュウ「たぬきの恩返し」
・Bブロック
ジャングルポケット「バーベキュー」
囲碁将棋「結婚相手」
えんにち「映画の宣伝」
マヂカルラブリー「運動会」
ウーマンラッシュアワー「マックのバイトリーダー」
・Cブロック
ブロードキャスト「息子を叱る」
LLR「超能力のリスク」
マキシマムパーパーサム「浦島太郎」
平成ノブシコブシ「スポーツ」
POISON GIRL BAND「ストレス解消法」
◇Aブロック
●エリートヤンキー「タイムスリップ」
初見ネタ。
タイムスリップした橘(ツッコミ)が、
1995年の西島(ボケ)に会いに行くというネタ。
SMAPボケがウケてましたが、芸能ネタは
賞レースでは評価されないんですよね。
◎天狗「卒業式」
去年の敗者復活でもやってた気がする既知ネタだったが、
微妙に変えてたかな。
最後、横山(ツッコミ)が自分で笑っちゃってて
「あかんでぃ!」が上手く決まってなかったですがw
ウケてましたし面白かったですけど、ここはM-1の舞台でも
力みすぎてないというか、自分たちが楽しんでいる感じですね。
だからこそM-1向きではないような気もするんですけど、
でも漫才って本来こういうもんだよなぁとも思ったり。
●ギンナナ「女って…」
準々決勝、3回戦と同じネタ。
結成が浅いからまだ他に目ぼしいネタがないのだろうか。
表探偵の部分を金成が自分で「デジャヴか!」と言うくらい繰り返していた。
準々決勝よりもウケが落ち着いていたかな。
●アームストロング「おばあちゃん」
予選で観たネタと同じフォーマットだが、今回は栗山(ツッコミ?)も
最後に一下りノッかるというところが変わっていた。
しかしやはり、こういう一回空気が止まるネタはM-1向きではない。
●チーモンチョーチュウ「たぬきの恩返し」
準々決勝と同じネタ。
伸び伸びやっていて、正直もう
賞レース=M-1に向けての漫才ではなくなっている感じ。
それはそれで構わないんでしょうけど、今回は
準々決勝より出来が粗かったようにも。
◇Bブロック
●ジャングルポケット「バーベキュー」
準々決勝と同じネタ。細部は変わっていた。
元々のネタが面白いんだが、生で2度目観ても
やっぱりちょっとテンポが早過ぎるというか、
ボケもツッコミも担う斉藤が笑い待ちせずにどんどん進めてしまう印象が。
でもパワーはあるのできちんと笑いは取って盛り上げる。
●囲碁将棋「結婚相手」
3回戦と同じネタ。
3回戦と客層が微妙に違うのもあって、野球ボケはあまり会場に通じず。
いずれにしろこのネタならば敗者復活は厳しい。
ここのネタはある程度知っていますが、敗者復活に
どのネタで臨むかはなかなか難しいですね。
●えんにち「映画の宣伝」
アイパー(ボケ)が映画になる下りがよかったです。
準々決勝と同様、最後の一本締めをお客さんも反応して
ちゃんとパンと手を叩く。
オンバト全勝という成績を見ても、ここの漫才は
幅広い世代に通用するだろうから渋谷の無限大ホールとかではなく
もっと浅草花月やルミネ一般公演の舞台に立たせた方がいいのでは。
◎マヂカルラブリー「運動会」
2年前の敗者復活でもかけた既知ネタですがだいぶ変わってましたね。
これは明日の敗者復活でもかける可能性あると思います。
ここは準決勝のときもそうでしたが、最後の下りが
いつもブレーキかかってしまう印象があるので
いっそ削った方がスッキリするような気がします。
◎ウーマンラッシュアワー「マックのバイトリーダー」
村本が全ボケをマイクの近くで喋るパターン。
準決勝はこのバージョンでやるべきでしたが、
ガンマイクがないと知っていたらこの形式でやっていたはずだと思いますが…。
途中から村本の早口がいっそうターボかかってきて、
村本「この間おじいちゃんおばあちゃんの前でこのネタをやったら
アンケート用紙に思いっきり大きくハテナって書かれたんだ」w
村本「高齢化社会だが付いていけない者は置いておく!」
村本「笑いは若者のものだ!」w
◇Cブロック
●ブロードキャスト「息子を叱る」
準々決勝と同じネタですが後半変えてたかな。
●LLR「超能力のリスク」
福田(ボケ)がやたらローテンションに見えましたが。
伊藤(ツッコミ)の喋る分量が増えた分、
これまでの芸風からチェンジしていく過渡期段階に見えました。
◎マキシマムパーパーサム「浦島太郎」
本ネタに入る前、ツカミでハゲたあと
長澤「サンタさんにお願いしようと思ってるんだ」
つよし「靴下に髪の毛いっぱい入ってたらギャーてなるわ!」w
本ネタはひたすら、
つよし「ミュータントニンジャタートルズやないか!」押しw
でも「ハゲとるやないか!」もそうですが、ここはひたすら
同じツッコミフレーズを押すネタが面白いと思います。
M-1の文脈とはちょっと離れますけれども。
●平成ノブシコブシ「スポーツ」
準々決勝と違い、徳井(ツッコミ)も積極的にボケていく形式の漫才。
吉村「こいつは面白くなってきたぜ!」
とか何とか言って終了w
M-1とは離れた文脈ではありますが、テレビでの手ごたえが
漫才ネタにもプラスの変化を与えてるような気がしましたね。
◎POISON GIRL BAND「ストレス解消法」
他の多くの芸人がスーツで舞台に立つ中、トリのここは
二人ともビデオ返しに行くかのような脱力トレーナー+Gパンw
見覚えあるネタですがM-1の敗者復活でやってましたかね?
ポーズをつけたまま漫才続けるやつです。
途中、「気持ちいい」というワードが出てこなくなった阿部w
吉田「気持ちいいが出てこなくなったら芸人やめた方がいい」
阿部「じゃあ今年で辞めるわ」
吉田「辞めて何やんの」
阿部「新聞配達!」明るく即答w
何というか、良い意味でここはもうM-1から
切り換えているような感じがしました。
本来こういう漫才師だったよなあ、という素の姿に戻った感じ。
もともとここはラストイヤーでしたが、
M-1が終わる意味があるとしたら
やはりこういう点にあるんじゃないかと思います。
■総評
M-1への調整という意味で興味深かったところもあれば、
その文脈からは関係なく楽しかったところもありました。
後者は天狗やマキシマムパーパーサムですかね。
トリのPOISON GIRL BANDのナチュラルな姿勢は
好感持ちましたし、M-1関係なく単純に楽しかったです。
明日の決勝を前にして、思ったことを少し。
こうして劇場にわざわざ足を運ぶまでになったのは
間接的にはM-1のおかげでもあったし、
何よりいろんな芸人を知る機会を与えてくれたので、
その意味ではM-1に感謝してます。
ですが、引き継がれるイベントがどのようなものになるかはわかりませんが、
今日観たポイズンのように、M-1に苦しめられてきた漫才師が
M-1から離れて漫才師本来の姿に戻ることができるなら
それはそれで意味があると思います。
特に今年は予選を観戦した分、M-1で知った漫才師が
M-1に苦しめられているのを見て、個人的にも
いろんな点で納得がいかない部分も大きかったですが。
今はただ、明日の決勝・敗者復活のゆくえと、
後続のイベントが芸人にとって意義深いものになってくれるよう
期待したいと思います。