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2010年3月

2010/03/12

[R-1]R-1ぐらんぷり2010サバイバルステージ&決勝終了

マジで月刊ブログになってまいりました。お久しぶりの更新です。
本当に今更ですが、R-1サバイバルと決勝をざっと振り返り。

まずサバイバルについて。

<サバイバルステージ・出番順>
1. ユリオカ超特Q 漫談「ハゲ漫談 美容室〜毛髪鑑定」→5位 360点
2. 今泉 キャラ漫談「言ってみてぇ〜」→9位 170点
3. ナオユキ 漫談「ボヤキ漫談 酒の席での会話」→10位 130点
4. ゆってぃ キャラ漫談「ちっちゃいことは気にしない」→6位 250点
5. 中山功太 一人コント「カメラマン」→8位 180点
6. COWCOW山田與志 リズム・フリップ「DJボブ」→1位 1110点
7. 田上よしえ フリップ・ショートコント「正しい日本語講座」→3位 490点
8. 友近 一人コント・歌「ヨガ教室」→2位 730点
9. アナログタロウ 歌・ショートコント「どうでもいい情報を教えてくれる80年代の歌番組」→4位 370点
10. もう中学生 段ボールコント「コント・アサリ」→7位 190点

サバイバルでは審査発表7位で落ちたもう中学生が
「ラリホー」と呟いたのが一番笑いましたw
客を眠らせにかかるw

内容については、事前に予想すべきだったかもしれませんが、
序盤1〜3番に自虐系漫談やローテンション漫談が3つ続いたのは
本人らにとっても番組上もプラスでなかった気がしました。
その分「わかちこ!」の声を合わせる一部のお客さんw

トップはノリのいいネタで会場を大いに盛り上げた
COWCOW山田與志がダントツで通過。
お客さんの審査は全体的にレッカペ芸へのマイナス点は目立つものの、
「会場で見てる人」の審査として大体納得です。
個人的には田上よしえが地味に3位と健闘してくれたのは
喜ばしかったです。

ただ、笑いどころとしては前述のもう中の下りもそうですけど、
みんないろいろやってた結果発表の場のが見所だったかな。
中山功太の「チェー!!!去年優勝したのにチェー!!」w

そんなわけでサバイバルから送り出されたCOWCOW山田與志を
トップバッターに据えて、本戦。

<決勝・出番順>
1. COWCOW山田與志 リズム・フリップ 「DJボブ」→9位 627点
2. バカリズム 一人コント・フリップ「正義感の強い男」→7位630 点
3. いとうあさこ キャラ漫談「朝倉南39歳」→5位 641点
4. グラップラーたかし ものまね・フリップ「ものまね紙芝居 あごずぎん」→6位 639点
5. 麒麟・川島明 「いい声で言おう」→4位 645点
6. 我人祥太 フリップ 「憂」→9位 628点
7. なだぎ武 一人コント 「暴走族」→暫定1位 661点
8. エハラマサヒロ 一人コント・ダンス 「めっちゃ鬱陶しい学習塾の先生」→暫定3位 655点
9. あべこうじ 漫談「言い方一つがドラマが変わる」→暫定2位 658点

<決勝・ファイナルステージ>
1. エハラマサヒロ 一人コント・ダンス 「成長早すぎて鬱陶しい赤ちゃん」→準優勝 1票
2. あべこうじ 漫談 「ドレミの歌」→優勝 6票
3. なだぎ武 一人コント「ドラえもんの目覚まし時計」→3位 0票

まず結果について。
もうとりあえず、あべこうじ優勝おめでとう!
ピンの漫談師が優勝してくれたことは個人的には非常に喜ばしい結果。
欲を言えばこれでM-1効果ほどではないにしろ、じわじわと
多少の露出が増えていったらいいですね。
ここまでルールを改正してきてなおR-1優勝効果というものが全くないのなら、
「マトモな賞レース」に舵を切り直してきた意義もゼロ。

本命バカリズムに関しては、これもう完全に邪推ですけど、
勝つ気が全くなかったわけではないと思いますが、前年度のこともあって
「敢えて」自分の今一番やりたいネタを優先させたように感じました。
それで評価されてもされなくてもどちらに転んでもいいっていう
スタンスだったんじゃないかと。

注目してた我人祥太は、1個目に「バイキング(別腹)」を持ってくるという暴挙w
さらに「北からの発射物であった……」を盛り込んだあとに
後半にどう見ても1個目に持ってくるべきネタ「お弁当(人生のピーク)」という
よくわからない構成w
これをただ何も考えずにやってるのか、一番最初に
インパクト見せたくて計算でやってるのかが読めないな。
さらに北朝鮮ネタを勝つ気でやってるのか、これまた印象残せればいいやで
やってるのかどうかも読めない……さすがにこれで勝つつもりじゃないよな?w
まぁお笑いファンに向けて印象残すのが目的なんだったら
ネット見る限りは成功したと言えましょうw

山田與志はサバイバルでかけたネタをマイナーチェンジバージョンで再び。
3年連続トップバッターが最下位に沈む結果に。
いやーでもこれに関してはちょっと、結果うんぬんはともかく
ピン芸人のことを考えるともうちょっと真剣にやってほしかったなってのは。
2日前にほぼ同じネタを全国放送で流してるわけですから。
前年のサバイバルステージ進出者(夙川、どきキャン岸)は
別のネタを用意していましたしね。
でももんたよしのりで仕事してくれたのはよかったw


結論を書くと、あべこうじの優勝はピンネタの賞レースである以上喜ばしいし、
本人の涙も感動的でした。
が、ネタ番組として見ると、サバイバルも決勝戦のいずれも
残念ながら前回大会のレベルに及んでいなかったと思います。
前回大会は審査のハチャメチャ具合が目立ってはいましたが、
十分ハイレベルなネタを披露する番組になっていたように思います。
これがたまたまなら仕方ないですけど、もし前回の審査の影響での
レベル低下なら残念だなぁ。

M-1ほどの物語性は期待されていない分、R-1は
「おもしろい番組」か、「ハイレベルな賞レース」のどちらかとして
成立するしかない、この2択だと思うんですよね。
ところが今回、審査形式も審査員もある程度体裁整えてきた分、
今後は「ハイレベルな賞レース」として成立する道しかなくなってきたような……。
個人的には、M-1やKOCと比較したときのR-1の個性って、
賞レースっぽくない「ゆるさ」だと思ってたんですが、
今後は自らその個性を捨て去ってく方向に行ってしまうかもしれません。
審査制度をガッチリ固めちゃった以上、前回のような賞レースを放棄した
「ゆるおもしろい番組」としての成立は望み薄ですからね。
そうなると、「ハイレベルな賞レース」として成立しなければいけないのに、
バカリズムは卒業を表明するし……。
今後R-1という賞レースは、一定程度売れてるピン芸人にも
参加するモチベーションを与えられるのでしょうか。

優勝後のあべこうじの発言からも窺えるように、そもそも
ピン芸人にとっては芸歴無制限ってしんどすぎる。
芸歴は関係なくてもいいからせめてR-1に初エントリーした年から10年、
あるいは初エントリーから10回のように、期限か回数を
定めてやればいいのにとは思います。
それか、非ピン芸人はエントリーできないようにするか。

ちなみに、もう一つ今後のR-1にとって必須になるのが、
「優勝者が売れる」ことですよね。去年の優勝者中山功太が
myzoのロングインタビュー#2で述べていたところによると、
大阪で司会番組をやっていてスケジュールが埋まっているという以前に、
そもそもオファーが来てないそうです。
いわく、どんなことをやれるのかがテレビ局もわからないし、
自分でもわからないと。
このオファーの少なさは、中山功太自身に原因があるというよりも
去年の審査に問題があり、その審査で選ばれた優勝者に業界側が
魅力を感じなかったとみるのが自然でしょう。
実際、去年全国区で中山功太を見たのはエンタと、
あべこうじ・エハラマサヒロとのセットで呼ばれた
『さんまのまんま』くらいしか記憶に残ってません。
しかも確かエハラマサヒロの方が『新春さんまのまんま』の
ナレーションに選ばれてた……w
あ、あとある意味結果残してた『人志松本の○○な話』もあったなw
中山功太に関しては、R-1前記事でも予告しましたが、また別の記事でも
改めて触れます。

R-1にはM-1ほどの物語性は期待されてないと書きましたが、
やっぱり「成功物語」の要素は多少必要で、優勝者が最低限、
一定の露出は増えないと賞レースとしての威厳にも関わってきます。

今後、審査制度をある程度整備してしまったR-1が
一定の成功をおさめるためには、
1.優勝者が最低限は売れて賞レースとしての面目を保つこと
2.ピンネタの賞レースとしてのレベルを維持し、ある程度売れてる芸人にも
参加のモチベーションを与えられること
この2つが最低限必要になると思います。
でなきゃ、審査方法戻して堺正章をまた呼ぶしかないw
いずれにせよ、あべこうじにはトーク番組中心にじわじわ
売れてってほしいですね。結構厳しい道のりとは思いますが。

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